参加クリエイター(イラスト)からコメントがとどきました!【西川伸司】

今回はどうしても会場の広さに気がいってしまい、「少しでも大きな作品を」ということで、 当初は、アナログである程度描き進めたものをデジタル化し、さらに手を加えたものを 大きなサイズに出力して展示、という考えだったのですが、 大きくて硬いボードに描いた絵をうまくスキャンすることが出来ず、 開き直ってアナログで完成させるという結論に至った次第です。
しかし結果的にはそれがよかったと思っています。 ペンによる線画にカラーインクで着彩という、 いわゆる漫画の手法で描いた絵としては、B2サイズでも十二分に大きく、 自分の本領である描線の本来の息吹を感じてもらうには、原画に勝るものはありません。 それは少しばかりサイズが大きいことより、ずっと大きなメリットだと思い至りました。
絵のテーマは、「猫=個人・自由」「ドラゴン=権力・体制」を象徴するものと捉え、 肥大化した自由に脅かされる体制という、ちょっとシニカルなものだったりするのですが、 それはまあ裏のテーマで、見た目にはとにかく賑やかで楽しい絵を目指しました。
どこかで見たような怪獣を想起させるドラゴンもいっぱいいますし 「ウォーリーを探せ」的な楽しみ方も出来るでしょう。 それぞれに小さな物語を想像させるような要素も散りばめていますし 全体としては右から左へ、大きな物語の流れとなる構成になっています。 とにかく、ドラゴンを表情豊かに、しかしマンガチックになり過ぎないように描く というのを心がけたので、そのあたりを楽しんで見てもらえればと思います。
そうそう、さらに裏のテーマもあります。それは 「少しでも長く立ち止まって見てもらえる絵」 「ジグソーパズルにしたくなる絵」です。(笑