参加クリエイター(イラスト)よりコメントが届きました!【添田一平】

うちの猫は先日、3歳になった。雄である。
元々は知人に、都内の駐車場で拾われた子猫であったのだが、その後好ましくない飼い方(婉曲表現)をされていたので、
なかば強奪するような形で譲り受けたのは推定生後半年ほどのことである。
以来、引越し癖のある私と一緒に、様々な家で暮らし、その都度部屋に慣れてきた。
最初は数百グラムだった体重も、今では5.7キログラム、やや太ってきた。

愛猫家の中には、ファナティックな人も少なくない。
私もそういった飼い主の一人であり、うちの子の美形は世界でも5本の指に入るかわいさではなかろうか。
写真をごらんいただければ、おおむね納得していただけることと思う。

開田先生夫妻から「猫とドラゴン展」のお話をいただいた時に、その耳慣れぬテーマにいささか困惑しつつも、
二つ返事で参加を決め、ドラゴンはともかく、うちの猫を描こうとすぐに思った。
が、前述のとおり、うちの猫のかわいさを、我が筆致ではとても表せないし、
そもそも実物の猫のかわいさを、絵が超えるのは至難である。
もともと、本展示会は猫とドラゴンそのものだけでなく、例えば「辰の刺青の三味線を弾く女」などの解釈で描いてもよい、
というレギュレーションであったので、今回はそういった方向でやらせてもらおうと思った。

この絵は、ここ5,6年間研究したものを全て出したつもりです。
「川中島龍虎之図」ご覧ください。