参加クリエイター(切絵)よりコメントが届きました!【パトリック・ギャノン】

約1年前に前田さんから「猫とドラゴン展」のお話をご紹介いただきました。異なる様々なジャンルのアーティストが同じテーマのもとに作品を作り出すことを聞いてとてもワクワクしました。

「猫とドラゴン」は、一方は身近に実際に存在するかわいい生物で、他方は神話などに出てくる幻想的かつ獰猛なイメージの生物で、全く対局的な関係の2つをテーマにすることは本当に難しかったです。猫とドラゴンをつなぐ糸を探し出し、紡ぎ合わせることがこのプロジェクトで最も難しくもあり楽しいプロセスでした。

私の切絵の作品は伝統と現代の組み合わせです。切絵は古代文化から始まる非常に古い手法でもありますが、これに、木材をボードとして併せて使用してみることに挑戦しました。背景の色は、桃山時代以降の屏風画に見られるような金箔を思わせる色合いをだせるようにしてみました。手法としては伝統的な1枚の紙を切り抜くというよりも、何枚もの和紙を何層にも切り合わせて貼付けています。

猫とドラゴンは、エネルギーと魂の糸でつながれています。猫同士のケンカからドラゴンが生まれているのか、それともドラゴンは下界におりると猫という姿に変えているのか?作品をきっかけに色々な想像を膨らませて頂けると嬉しいです。